「新型コロナウイルス」
皆さんはこのウイルスについてどれほどご存知でしょうか??
今日のテーマは私がコロナにかかってしまった【実話】です。
私の体験談で、もしかしたらだれかの命が助かるかもしれない。
そんな思いで記事を書きます。
実際にかかってしまった方や、コロナという病気が知りたい方は、ぜひ最後までお付き合いくださいm(__)m
発症

前日までいつも通り。
何の違和感もなく過ごしていました。
しいて言うなら「疲れが取れない」ような感じで「疲れたな、身体がきついな」と思っていました。
気に留めるほどでない倦怠感
8月11日の朝。
起きた時から違和感がありました。
なんか、だるいなー
エアコンつけっぱなしだったから良くなかったな・・・
感じたのは喉の違和感と、普段と違うだるさ。
でも日頃から朝はきついので、そこまで気に留めませんでした。
エアコンの風を浴びすぎてだるいのかな?
そのくらいのきつさでした。
風邪の初期症状

出勤時の検温はいつもと同じで36.9℃(体温高め)
午前中、いつも通りデスクワークをしていました。
でも、なんとなく身体が重く、空咳が出ました。
でも、朝から少しきつかったので
今日はきついな・・・と思いながらも仕事に励みました。
14時ころ、だいだいの仕事が片付きお昼を取る時に食欲がなく身体を横にしたいほどだるかったです。
(日頃はそんなことないです)
突然の発熱
同日15時頃
あまりのいつもと違うだるさに検温をしたところ37.5℃ありました。
会社をすぐに早退し
夏風邪ひいたな・・・

としか思わずすぐに治るだろうと思っていました。
しかし、自宅で再検温すると38.5℃まで急上昇。
さすがに辛く、解熱剤を飲んですぐに横になりました。
が、しかし眠れないのです。
解熱剤もなかなか効かず
倦怠感と頭痛がどんどん増し
すごくつらい夜でした。
こんな状況でも
明日も熱が引かなければ病院へ行こう・・・

その程度にしか思っていませんでした。
病院受診→診断
案の定、翌日になっても熱は引かず、8月12日11時には40.2℃の高熱が出ました。
(こんな高い熱は人生で初です)
発熱外来を受診

まず、保健所に電話を掛けました。
症状と状態を伝え、発熱外来をしている病院を伺い、すぐに予約の電話をして14時~検査の予約を取りました。
高熱のため解熱剤もあまり効かず、この11時~14時までの時間が地獄の辛さでした。
頭痛と関節痛がすごいのです。
全ての気力を奪われるようなそんな辛さでした。
抗原検査を受けました
コロナを調べる検査といえば、PCR検査が主流ですよね。
でも私が受診した病院はPCR検査をしていなかったため抗原検査を受けました。
<抗原検査キット(抗原定性検査)>
・ 2020年4月27日に富士レビオ社の抗原検査キット「エスプラインSARS-CoV-2」の薬事申請が行われ、同年5月13日に我が国初の新型コロナウイルス抗原検査キットとして承認されました。
(参考)抗原を用いたイムノクロマト法の検査キットが5月13日に薬機承認を得られたことから、同日、第40回厚生科学審議会感染症部会で議論しました。
第40回厚生科学審議会感染症部会(5月13日開催)
・承認後当初は、抗原検査キットで陽性の場合は確定診断となる一方、陰性の場合は確定診断のために再度PCR検査が必要でしたが、調査研究の結果、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。そのため、6月16日に「 SARS-CoV-2 抗原検出用キットの活用に関するガイドライン」の見直しを行い、鼻咽頭拭い液による検査は、発症2日目から9日目までの患者について、検査結果が陰性でも確定診断が行えるようになりました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html
・定性抗原検査キットの供給については、当初、患者発生数の多い都道府県における帰国者・接触者外来等から供給を開始し、徐々に拡大し、現在は検査施設や医療機関の類型を問わず広く全国に供給されるようになっています。
とにかく「コロナじゃない」と安心するために受けに入っているだけの私。
抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことの説明を受け、鼻咽頭拭い検査を受けました。
食事もまともに取れていなかったため、
検査して陰性なことの確認がとれたら
点滴してもらって少し寝よう・・・
そうしたらすぐ元気になるやろー
と思っていました。
熱がある状態では病院内に入ることもできず、ずっと車で待機でした。
新型コロナ陽性
検査結果が出ましたので、そちらへ行きますね!
と電話を頂いてから数分・・・
なかなか看護師さんが私の元へ来ない。
診断結果が出たなら、早く点滴してーー!

あれ??でも、陰性なら病院に入っていいと言われるはず。
陰性の際には点滴も希望しているし・・・
え??いやいや、まさかね。
だって、私の周りにコロナの人いないし・・・
絶対あり得ない!!夏風邪ひいただけ!!
不安な気持ちを紛らわすように、ずっと自分にそう言い聞かせていました。
こんなご時世じゃなかったら点滴したら一発で元気になるのにな~、と。
看護師さんから告げられたのは
コロナの陽性反応が出ました
この言葉にいろいろな考えが浮かびました。
いつ??
どこで??
子供は大丈夫??
両親は、職場のみんなは、仕事は??
私、コロナにかかってしまったの??
ショックで目の前がぐらつき、身の回りの大切な人たちの顔が思い浮かび、不安で胸が張り裂けそうになりました。
14日間の自宅療養生活
1番お伝えしたいことからお話しします。
絶対に無理をしてはいけない。
若くても、持病がなくても、油断してはいけない。
発病して一週間が、重症化か治癒かの境目だと思いました。
ちなみに私には8月16日からホテル療養の話が来ていましたが、自己判断からホテル療養を辞退しました。自分よりももっと、ホテル療養を必要としている人へ利用してほしかったからです。
※私は熱が引いた時にホテルに入る話が来たためお断りしましたが、状態が良くなければもちろん利用していました。
8月11日発表 30代男性
30代の男性は先月7月28日に陽性と確認されたときには微熱があり軽症でした。
自宅で療養を続けていましたが8月6日に連絡が取れないことを不審に思った家族が自宅を訪ねたところ、すでに死亡していたということです。
保健所による毎日の健康観察では特段、体調の変化はなく、亡くなる前日の5日には不眠を訴えていたものの、そのほかの異常は確認されなかったということで、都は、容体が急変したと見ています。男性は1人暮らしで基礎疾患はなかったということです。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210818e.html
ホテル療養を断ったものの、このニュースを知っていたため「自分が急変するんではないか」という不安感で毎日胸がいっぱいでした。
(私は持病もなく肥満体系でもない普通の30代です。)
急変したくないという思いで14日間、ひたすらに動かず、安静を心がけました。
8月11日~8月14日
発病からのこの三日間は、高熱と頭痛と倦怠感がひどかったです。
食欲もまるでなく、下痢もしていました。
あと、常に喉がイガイガして「空咳」が出ていました。
自分が生活している空間にコロナウイルスが蔓延していると思うと気が気でなく、アルコール消毒や手洗い、使用したものはすべて洗濯を徹底しました。
この時の熱は常に38℃~39℃を行ったり来たりしており、まともに眠れませんでした。
8月16日~8月18日
熱が下がりました。
熱が下がったと同時に、嗅覚異常が発現しました。
鼻づまりもないのに、臭いを全く感じないのです。
熱が下がったおかげで楽になりましたが、
とにかく眠くとにかくだるく、
1時間と座っていられませんでした。
少し眠るとまた少し楽になり、少し起きているとすぐに眠くなる。
その繰り返しでした。
とにかく安静にと言い続けてくれた人の存在
私には叔母がいます。
今回、コロナを発病した時に連絡をくれたため自分がコロナに罹患したことを打ち明けました。
その叔母は
気分が良くても安静に!
絶対に無理はしたらダメ!
必要以上に動いたらダメ!
と、毎日私に言い続けてくれました。
発病から1週間。私の喉のイガイガは肺の方へ降りてきていたため、もしかすると低酸素状態になっており、いつも眠かったのではないかと思っています。
保健所からの電話での健康観察も毎日行われていましたが、パルスオキシメーターはまだ手元になかったため自分の酸素濃度を測ることができていませんでした。
叔母が一生懸命に毎日「安静」を伝えてくれたから
私は快方に向かったのではないかと思っています。
8月19日~8月21日
なんとなく怠く、なんとなく胸がかゆく、疲れやすい。
普通の風邪なら気づかないふりをして、栄養ドリンク飲んで頑張る!
そんな感じの気分でした。
でも私は叔母の言葉を守り、ひたすら安静を守りました。
そして10日間の自宅療養を経て、保健所から8月22日からは安静解除といわれました。
そんな私の手元にパルスオキシメーターが届いたのは、もうすでに治りかけの8月19日でした。
濃厚接触者の安静期間
私のように、コロナを発病した人は症状が快方に向かえば10日間で日常生活へ戻れます。
ですが、濃厚接触者と判断された人たちは発病した人より長い自宅待機が命じられます。
濃厚接触者の定義
濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します。接触確認アプリを利用いただくと、陽性者と、1m以内、15分以上の接触の可能性がある場合に通知が行われ、速やかな検査や治療につながります。詳しくはこちらをご覧ください。
なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況をお伺いして判断します。
濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3-3
私の濃厚接触者は
子供二人
両親
病院に連れて行ってくれた友人(車内で横に座っていたため)
事務所のメンバー(該当者)
結果は、みんな陰性でした。
みんなの検査結果が分かるまでは、本当に生きた心地がしませんでした・・・
感染経路
不明です。
子供がかかっていないことを踏まえると、私が一人で行動した場所。
近所のスーパーや薬局くらいしか考えられません。
つまり、とても身近なところで感染しているのです。
もちろん、消毒や手洗い、マスクの感染対策をしている中での感染です。
ウイルスが付着した手で、目、鼻、口などの粘膜に触れると感染してしまうそうです。
感染から、約一カ月

私は、今まで以上にアルコール消毒をまめにするようになりました。
そして、家以外の場所ではマスクなしでは話をしません。
もしかしたら、どんなに気を付けていても目に見えないウイルスなのでかかってしまうかもしれません。
しかし、あなたの感染症対策でいつかコロナに怯えずにすむ未来がくるかもしれません。
あなたのマスクが
あなたの消毒が
あなたの手洗いが
あなたの自粛行為が
あなたの小さな我慢と
あなたの小さな習慣が
これからの未来を作っていくんだと思います。
あとがき
私はこの体験談を、誰かに伝え誰かを生かすためコロナにかかったのだと思いました。
絶対に、他人事ではありません。
コロナというウイルスは今まで私が30年間、体験したことのない症状ばかりでした。
まずは、かからないようにしましょう。
感染症対策をして、自分の身を守りましょう。
でも、それでも、もしもかかってしまったら・・・
コロナを甘くみないこと。
絶対に無理をしないこと。
安静にすること。
大切な人が、コロナにかかったら「絶対に、安静に」と伝えてあげてください。
あなたのその一言が、誰かの命を救います!!
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